アドバイザー紹介
キャリア - 起業・独立

箏・二十五絃箏・三絃 師範

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音楽工房 夢絃/箏・二十五絃箏・三絃 師範

荒井 美帆

幼少よりピアノをはじめ、7歳より箏・二十五絃箏・三絃を佐藤里美氏に師事
生田流地唄箏曲松の実會 師範。師範名 福田 操明櫻(ふくだそうめいおう)
NHK邦楽技能者育成会第42期にて音楽理論を含め広く研鑽を積み、
同時期、立教大学文学部日本文学科を卒業
第二回琴によるポップスコンクール 優秀賞受賞、第四回同コンクール 家庭音楽会賞受賞

  
箏・二十五絃箏ソロ活動を積極的に行うほか、多ジャンルとのDUO活動にも重点を置いている
荒井靖水と共に唯一の「薩摩琵琶・二十五絃箏DUO」としても活動。第一回桂座音楽賞受賞
第二回和の響邦楽グループコンテスト 最優秀賞受賞。全自作曲によるCD「忘れ水」発売

CD録音や舞台音楽の演奏のほか、音楽劇作曲・編曲も多く手がける
特に、舞・ダンスや演劇とのコラボレーションにおいて表現と自らの感性を探究している
モダンダンサー森澤碧音と二十五絃箏のユニット「朧と一閃」を組み、ダンス表現と音楽とのDUO活動も展開。様々な活動のもと、オリジナル・即興を含め新しい表現の形を生み出している


作曲活動では、2011年邦楽ジャーナル誌主催 「野坂操壽×沢井一恵 ふたりのマエストロ―箏作品公募」にて『ぼう-六条御息所によせて-』が第三位入賞。野坂操壽師・沢井一恵師により全国ツアー「変絃自在」にて初演・再演を重ねる

  
世界フィギュアスケート選手権2007 in TOKYOオープニングセレモニー演奏・EU大使歓迎演奏・日本スイス協会交流記念演奏・成田山新勝寺和洋絃楽器セッションに参加し、フランス・リヨンと東京間をインターネットで繋ぎ、舞踏との同時中継プロジェクトである「Concert + Dance + Multimedia =NET ART」 XLR projectでの演奏など演奏機会は多岐多数に渡る
和楽・洋楽の女性ユニットSakura projectメンバーとしても活動し、近年ではスターバックスコーヒージャパンSAKURA Springイベントにて福岡・大阪・銀座ツアーを行う


一方、東京都立晴海総合高等学校特別非常勤講師(音楽・箏曲)・及び箏曲部活動指導員をつとめるほか、和楽器体験ワークショップ、伝統音楽鑑賞会など、和楽器普及活動と後進の指導にも力を入れている
NHK・ラジオニッポン放送はじめTV等メディアへも多数出演し、国立劇場・神奈川県立近代文学館・横浜能楽堂・鎌倉円覚寺・三渓園、その他ジャズバー・ホテル・料亭・寺院・庭園・学校など形や大きさにとらわれずに様々なシチュエーションで幅広く演奏経験を積んでいる


地唄箏曲松の実会師範、(社)日本三曲協会会員、生田流協会会員

現在の活動内容をお聞かせください

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現在は自宅で箏教室を開催しているほか、箏・二十五絃箏奏者として活動しています。
箏教室は、以前は住んでいた横浜と都内に稽古場を設けていましたが、都内への引越しに伴い現在は渋谷教室のみで活動しています。


稽古は基本的にマンツーマンで1時間弱です。生徒のスケジュールに合わせて、月に2,3回いらしていただいていますが、不定休の方など、お仕事の都合で時間が限られている方には、1回の稽古で2時間程度行うなど、その方に合わせて夜や土日の稽古を開いたりフレキシブルに個別対応をとっていますので、師範としてのスケジュールは不規則ですね。
また、この曲をお箏で弾いてみたい、という「1曲マスターレッスン制度」も行っています。


生徒の方々は20代~30代の女性が多く、現在は約15名の方にいらしていただいています。箏の演奏に関しては、経験者の方と初心者の方が半々くらいの割合です。
これまで、雑誌『ケイコとマナブ』やmixiなどのSNSを利用して宣伝したこともありますが、現在はほとんど口コミでいらしていただいています。
稽古を積み、年に数回演奏会に参加することも可能ですし、稽古場で年に1,2回おさらい会として小さな演奏会も開催しています。


演奏者としては、ソロ活動のほかに様々なジャンルの方とDUOを組んで活動しています。
DUO活動の半分は、薩摩琵琶奏者の夫とオリジナル曲を作曲し演奏したり、学校公演などで邦楽を身近に感じてもらうための活動をしています。
夫と作曲するオリジナル曲はそれぞれのパートを各自が作曲したり、どちらかが作曲した作品に自分のパートの音をのせるなどして作曲しています。
また、フルート奏者の方と演奏活動のほかに音楽配信事業を行ったり、モダンダンサーの方とユニットを組み、ダンス表現と音楽とのDUO活動も展開し、新しい表現の形を生み出しています。
その他、舞台音楽、音楽劇の作曲、編曲活動、高校の特別非常勤講師など多岐にわたる活動を行っています。
活動は幅広いのですが、事務所には所属せず、すべて個人での活動となっています。

箏を仕事にしようとした経緯を教えてください

幼い頃から父親が趣味で尺八を演奏しており、邦楽の演奏会にもよく連れて行ってもらいました。
当時私はピアノを習っていましたが、箏の演奏に憧れ、私もやってみたい、と興味を持ったことが箏の稽古を始めたきっかけです。小さな頃から将来も箏に携わっていたい、と漠然と夢を持ちながら稽古を続けていました。
箏の稽古の影響で学生時代は古典に興味を持っていたため、大学は文学部に進学し、在学中にNHK邦楽技能者育成会にて音楽理論を含め広く研鑽(けんさん)を積みました。その後、演奏活動を続けながら銀行に就職し、3年間の勤務の間に薩摩琵琶奏者の夫と結婚しました。銀行勤務は大変勉強になり、充実した時間でしたが、演奏活動により集中したいという思いが強くなり、銀行を退職し、奏者として独立することにしました。

仕事のやりがい、楽しさと様々ジャンルの方と組むことにした経緯をお聞かせください

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この仕事で特にやりがいを感じるのは、自分が作曲した曲に対し、テーマの情景が聴いていて浮かんできた、と演奏を聴いてくださった方の素直な感想を聞いた時、こちらの思いが少しでも伝わったのだとやりがいを感じます。
また、幼稚園や小学校などの演奏・体験教室で子供たちが真剣な眼差しで取り組んでくれた時、とても嬉しく思います。


様々な方の前での演奏活動から分かったことなのですが、多くの方は和楽器にかたいイメージを持っていて緊張しながら聴いていることに気付きました。その時以来、「箏」という楽器がたとえばピアノや笛のように身近な楽器として捉えていただければと思い、表現方法を考え始めました。
私は、演奏を聞いてくださった方が楽しかった、和楽器は意外と良い、と思っていただき、自分の好きな邦楽や、奈良時代から続いている箏の文化がが尽きることなく次の世代に継承されることを今は強く望んでいます。日本の持っている歴史の重さ・文化の深さがありながら、淡雪のように消えゆくこの伝統文化を少しでも多くの知ってもらいたいと思い、演奏活動や指導をさせていただいています。


次の世代に文化を継承していくには、和楽器に触れる機会の少ない同年代の人たちの中に和楽器、日本文化に共感してくれる方がひとりでも増えると良いと常々考えています。
現実問題として、邦楽奏者は減少傾向にあります。その影響からか、専門的に演奏を学べる機関も多くありません。プロの演奏家人口が少ないことで、楽しんで演奏したいと考える人たちの層も薄くなってしまっています。そのような人たちが増えれば環境は変わると思うのですが、どのような分野であれ、日本の伝統文化の技術や精神性を残す為の対策がまだ整っていません。邦楽でいえば、演奏者が減ると楽器製作者やそれに関わる人の数も減っていってしまいます。私はそれはもったいない事だと思っています。単純かもしれませんが、「良さ」を広く伝えたい、という思いが強くあります。
私は幼い頃からピアノの稽古を続け、洋楽器も経験してきました。現在は和楽器の持つ繊細さに惹かれていますが、ピアノを経験してきたからこそ西洋音楽の良さも知ることができました。今の時代に合わせて邦楽に西洋の要素を取り入れるなど、気軽に楽しめるようにしながら、邦楽の良さをお伝えできればと考えています。


自分自身のソロでの演奏、琵琶などの和楽器や洋楽器との共演を通して良い刺激を受け、次第に舞台活動全般に興味を持ち始めました。そして興味だけでなく、活動の幅を広げたいと考えていたときに、お芝居に生演奏を合わせる演出をしている方と出会い、その日の舞台の呼吸に合わせて自分の作った曲を演奏したときのライブ感が新鮮で、これまでのセッション以上に総合芸術としての面白さを感じることができました。
そのうち、お芝居だけでなく、ダンスにも興味を持ち始め、モダンダンサーの方とも組んでみることにしました。ダンスとの共演は、音楽、照明、ダンサーのダンスに自分の演奏を合わせるだけでなく、ダンサーが楽器に触れてみて出た音から自分も即興で演奏をしていくという「作り上げていく」感覚が楽しかったので今後も大切にしたいと考えています。
ダンスとの共演を通して、私がご一緒したモダンダンスの分野をこれまでモダンダンスに触れたことのない方により知っていただき、モダンダンスに親しんできた方にも和楽器の音色に触れていただくことでお客様へ新鮮な印象を与えられるような場をこれからも作っていきたいです。
このように、無限に広がる演奏の幅を追求しながらみなさんのこれまでのイメージを打ち破る試みをしていけたらと思っています。

ソロとしての活動で大変なことはありますか

箏の場合、楽器が大きいので搬入、搬出が体力的に大変です。
楽器を折りたたむことは出来ませんし、専用カバーは軟らかくて楽器自体も繊細な木の素材を使っているので持ち運びには非常に気を使います。箏は桐で出来ていて、1面の重さは10キロくらいあります。その他に備品、台、椅子、譜面台、その日の演奏に合わせた衣装などで荷物がとても大きくなります。
近郊だけでなく、遠方への移動に自分で車を運転して行くことも大変な事の一つです。
会場到着後は、運んだ荷物を降ろし、楽器のチューニング作業を行います。
演奏するには、箏にブリッジをつけてチューニングしなければならないので、当日の演目ごとに都度調絃します。
邦楽の演奏会では曲ごとに楽器を裏に運び、専門家がチューニングしたりすることもあるのですが、私の演奏スタイルはお客様との距離が近いので、曲目の合い間のMCの中で楽器の説明をしたりしながら次の曲のチューニングをすることもあります。
そこで、よりスムーズに進行できるよう事前にブリッジを付ける場所に印をつけておくなどの工夫をしています。
全てを自分ひとりででこなすのは大変なことですが、いまではその日によって起こることが違うというのも楽しみになっています。
自分で今後のプログラムの企画、集客、内容を決められる楽しみを感じられるというのはフリーならではのことだと思っています。

将来の夢や希望をお聞かせください

日本文化の良さをたくさんの方にもう少し知っていただければと思います。
特に子どもたちに、日本文化、邦楽を知ってもらい、もっと身近に感じてもらえるような活動をしていきたいと考えています。
子どもへの演奏からは、大人が難しいと思うような古典曲に対しても面白い、楽しむという反応が見えますので、大人の思い込みで「この曲は難しいから」と、敬遠せずに様々な楽曲に触れることのできる機会を作りたいと思います。
自分自身の演奏活動については、様々な活動を積み重ね、人前に出た時により良い音を演奏できるように精神的にも自分を磨いていきたいと思います。

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演奏活動、教室運営

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【荒井美帆 おこと教室】 
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荒井美帆ホームページ 「びわ・こと どっとこむ」
http://biwa-koto.com

箏・二十五絃箏弾き 荒井美帆のブログ 
http://biwakotocom.blog102.fc2.com/


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