アドバイザー Q&A詳細

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カテゴリー :妊娠・出産・育児 - 育児
アドバイザー:山口 利紗

A.M.I国際モンテッソーリディプロマを取得するにはどのような内容の勉強をするのですか?
またどのくらいの期間がかかりますか?

私が通ったコースは、マリア・モンテッソーリが創立したAMI国際モンテッソーリ協会の乳児アシスタントコースという0~3歳の教員資格取得のコースです。
毎日朝から夕方まで、オランダのAMI本部のトレーナーが講義を行います。期間は私の期では3ヶ月の講義期間の後、9ヶ月の観察及び実習、課題作製期間があり、また3ヶ月間の講義を受け、筆記試験、医学系の口頭試問、本部の別のトレーナーによる実技試験と口頭試問が行われ、試験に通ればディプロマを取得し卒業というスケジュールでした。
講義を行うトレーナーは世界に数人しかいないため、他の国のコースとの兼ね合いなどで期によってスケジュールに変更はあるようです。

講義では、心理学・医学(産科学・栄養学・解剖学・生理学・衛生学)・家庭環境・インファントコミュニティー環境・心理運動発達・小児神経精神医学が主な講義の内容で、親、胎児、子どもの発達に関して学びます。国際コースでは通訳は入りますが英語による講義になります。課題や試験などトレーナーとのコミュニケーションが必要な場面もありますので、英語に興味を持っているとよりスムーズです。
教室での講義のほかに、『観察』と言って誕生から3歳までの子どもの観察が課題としてあるので、講義のない時期もかなりの時間を費やして、インファントコミュニティーや家庭にお邪魔しひたすら子どもを観察しました。観察の時間はこちらから子どもへの働き掛けはなく、子どもを見て様子を記録するのですが、日を追っていくうちに発達を見ることができ、大変でしたが良い経験となります。

また製作物も多く、モビールや教具、絵カード、トッポンチーノという新生児から使う布団のようなクッションも一から作りました。

講義を受け、内容を毎日まとめあげていく中で製作に必要な材料を揃えたり、製作したり、と時間との戦いで、試験がすべて終了するまではコースに集中しなくてはならないので、家族の理解、協力も必要でした。

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