アドバイザー紹介
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ピアニストとしての活動の他、音楽大学での指導、自宅にてピアノ教室を主宰

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ピアノ教室 エコール・ド・ソノリテ

塩塚 美知子

東京都に生まれる。4才よりピアノを始める。捜真女学校中等部、高等学部を経て洗足学園大学音楽学部ピアノ科卒業。
同大学専攻科、同大学附属ピアノ演奏研究所修了。優秀賞を受賞し、卒業演奏会に出演。

横浜市及び神奈川県立音楽堂新人演奏会に出演。
大学卒業後もフランス、アルクフェスティヴァル音楽アカデミー、セソン・セヴィーニエ国際春期アカデミーを始め、多くのマスタークラスに参加し、G・プリュデルマッシェール、故ラザール・ベルマン、故エドソン・エリアス、ナタリア・トゥルーリ各氏のレッスンを受講し研鑽を積む。

第4回大阪国際音楽コンク‐ル エスポワール賞受賞ほか、いくつかのコンクールに入賞。2000年、2004年、2007年、2011年のソロリサイタルを始め、各地での多くの演奏会に出演。
オーケストラとの共演は洗足学園大学管弦楽団、ルーマニア国立トゥルグ・ムレシュ交響楽団、ルーマニア国立オルテニア交響楽団とショパンピアノ協奏曲第1番、シューマンピアノ協奏曲を演奏。
これまでに故荒井真理、故マックス・エッガーの各氏に師事 。
現在、弦、管、打楽器、合唱の伴奏者としても活動中。

洗足学園音楽大学講師。アンサンブル・ヴァリエのメンバー、社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。
主なメディア出演:江東ケーブルテレビ・東京MXテレビ

この仕事の楽しさ・やりがいをお聞かせください

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現在はピアニストとしての演奏の仕事、母校の音大での講師としての仕事、自宅でのレッスン、と3種類のお仕事をさせて頂いています。
演奏することと教えることは全く違う仕事のようでいて、実は密接な関係を持っており、生徒へのレッスンを通してこちらの方が学ぶ事、見えてくる事はたくさんあります。『教える事は学ぶこと』を実感する機会がたくさんあります。

演奏家としての勉強は一生終わる事が無いので、常にスキルアップに励まなければいけません。自分の勉強の時間がもっと欲しくて、常に時間が足りない状態なのですが、それでも、教える事と演奏する事を今後も両立させて行きたいですし、今は良いバランスでお仕事をさせて頂いていることに、とても感謝しています。

母校の音楽大学でお仕事をさせて頂くようになってから12年目になりますが、ピアノのレッスン以外にも、アカデミック・アドバイザーとしての業務からたくさんの学生さんと知り合い、悩みを聞き、ともに解決策を探して行く事もしています。学生の数だけドラマがあり、悩みも様々で、演奏のお仕事だけではできなかった体験から、私も成長させてもらっているように感じます。
演奏のお仕事は、演奏を聴いた方からの指名で次のお仕事につながることも多いため、毎回がオーディションのようで、厳しい側面もあります。しかしコンサートを通じていろいろな方と知り合えること、素晴らしい共演者からたくさんの学びと感動を頂ける事、聴いてくださった方が喜んでくださることなど、ステージに立つ魅力は一言では言えない物があります。
一生を通じて学び、追い求めるものがある、というのはとても幸せなことだと思いますし、そんな機会にたくさん恵まれていることには、ただただ感謝あるのみです。

現在の活動内容についてお聞かせください

現在はピアニストとしてコンサートで演奏するほか、音楽大学と自宅でピアノレッスンを行っています。
ピアノを始めたきっかけは、幼い頃に両親が男の子が生まれたらヴァイオリンを、女の子が生まれたらピアノを習わせたいと考えていたことで、4歳からピアノ教室に通い始めたことがはじまりです。
中学校進学の際にはピアノの先生の勧めもあり音楽大学付属の中学への進学も視野に入れたこともありましたが、女子校のミッションスクールに通いながらレッスンを続けることにしました。当時はまだプロのピアニストとしての道に進みたいという強い思いは抱いておらず、スポーツの部活と両立させながら楽しくレッスンを続けていました。
中学生の間は、通っていた学校の音楽の先生が授業の無い日を利用して課外授業としてピアノのレッスンをしてくださっており、将来専門的に勉強することを勧めてくださったご縁で洗足学園の先生のレッスンを受けることになりました。
勧められるがままにレッスンを受けてみたところ、お会いして先生の個性に惹かれ、これまで受けてきたレッスンとは違う魅力に心を動かされ継続してレッスンをお願いすることにし、高校生から本格的に音楽大学を目指すこととなりました。
高校時代の日々のレッスンはとても楽しく充実していたので、苦労して大学受験のために勉強したというよりワクワクするものを続けてきた、という印象です。
進学先はそのようなレッスンをしてくださった先生から引き続き指導をしていただきたいという想いがあり洗足学園を選択し受験しました。
大学で4年間勉強を続けた後、当時はまだ大学院が無かったので専攻科に1年進み、ピアノ演奏研究所で2年間勉強した後、大学で助手として2年間お勤めをしました。

その頃、私の周りでも留学する友人もいたのですが、私は夏期講習でフランスに行ったり、京都フランス音楽アカデミーと言うフランスのコンセルバトワールの先生が指導してくださる学校や静岡の常葉大学、武蔵野音楽大学でのモスクワ国立音楽院のセミナーレッスンで様々な先生の指導を仰ぎ機会があれば留学しようかと考えていました。
フランスでのスタージュは先生方のバカンスを兼ねているので2週間ほど先生の静養地に伺いレッスンを受けていました。
ところが、レッスンを通して生活の拠点を移してまでついていきたいという強い思いは生まれず、日本でお世話になっていた先生との関係がとても良好だったこともあり家族との話し合いの結果日本で勉強を続けることにしました。そして、フリーの助手や伴奏の仕事を続けながら大学講師の公募に向けてレッスンを積んでいました。
当時は30歳でリサイタルを開催することを目標にしていて、留学せずに国内にいる分、留学している同期とは違う経験をしたいと考えていました。

その後、洗足学園の講師公募を受けて合格することができました。大学に講師として採用された後もコンクールなどには挑戦しましたし、勉強は更に続けていました。
今でも刺激をいただける先生のレッスンを受けてみたい、という気持ちは変わらずに持っています。
一方、自宅でのレッスンは大学生時代の20歳から行っています。
こちらは特に宣伝などはせず、ご近所の方やご紹介でレッスンをしています。
当時は自分の勉強に必死でしたし、両立できる範囲内での教室開催を目指していたので、音楽教室に勤めて教えるというスタイルは考えていなかったです。

演奏家としての土台をしっかりと築くことを優先していましたが、ここ数年は口コミで生徒数が増えている印象があります。
今年度は、大学での授業、レッスンあわせて21人、自宅では11人を指導しています。自宅レッスンでの生徒の年齢層は未就学児から音大受験生、音大卒業生までいます。
自宅レッスンでは生徒のミニコンサートなどもできるようレッスンルームをレイアウトしています。
自宅が職場であり、自分の練習も常にできるのでオンとオフの切り替えがつきにくいのですが、オフの時間も設けられるよう意識して、とても充実している日々です。

個人での活動を通して感じるていることを教えてください

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私にとって、音楽大学に通勤することも良いリフレッシュになります。1日中、家の中にこもっていると、オンとオフの切り替えがつきにくいのです。ピアノは1人の楽器ですが、大学でたくさんの同僚に会うことで仲間がいるという心強さが大学に採用されて良かったと感じる点のひとつです。
また、母校でもあるので、学生時代から知っている先輩や後輩もいますし、素晴らしい演奏家の方も多いので、情報交換ができたりディスカッションしあえる仲間が常にいるというのがとても良いです。
もし1人でどこにも属さずに活動していたらこのような時間を持てなかったのだと思うとありがたいことだと思います。
みなさん演奏家としても素晴らしい活動をしているので、そういった雰囲気を肌で感じられることが良い刺激となり大変勉強になります。
現在はピアノコースの講師10人でグループを組んでピアノアンサンブルの演奏活動をおこなっていまして、この活動がとても楽しく更に学校での時間を充実させてくれています。


レッスンを通して学ぶことはどのようなことですか

例えば楽譜の読み方、分析の仕方など生徒に対して説明することは私自身の復習にもなりますし、身体の使い方などは自分がしっかりと理解をしていないと言葉で説明するのは難しい事です。以前、2、3の事を知っているだけではなく、10のすべての事を知っていないときちんと教えられない。という事を教えていただいたことがあるのですが、深い知識を持っていないと教える際にきちんと芯のところまで説明できないのだと感じています。このことは自分が教師として教えるようになってから改めて体感したことでしたし、生徒に教えることで発見することや視野が広がるという経験はとても多かったです。
また、生徒に教えていくには自分がこれまで勉強した曲だけを教えるというわけにはいきませんので、生徒とのレッスンをきっかけに勉強する楽曲も多くあり、教師という立場でありながら常に学び、吸収しているという感覚があります。

夢や希望をお聞かせください

今はとても良いバランスで教えることと演奏することができ、恵まれた環境で活動していると感じています。
私は音楽に限らず、具体的な目標を持つことでそこまでしか進めないような気がしているので、あえて目標を持たず、自分のもとに来るものを受けて進んでいきたいと思っています。
漠然としていますが、このように共演する方からたくさんの事を学び、刺激を受けることができるお仕事の経験を増やしていきたい、という希望を持っています。
期限を設けてこのようにしよう、と考えるのではなく、自分がわくわくするような刺激を感じる方向に進むことで自然に良い経験に繋がるのではないかと思っています。

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