「ナチュラルモダン」をテーマにしたオーダーキッチンを提案
代表取締役 田原 由紀子
大学の建築学科を卒業後、大手建設会社に就職。
その後、設計事務所勤務を経てオーダーキッチンの会社へ。
そこで出会ったオーダーキッチンに惚れ込み、キッチンをメインとしたインテリアデザインを手掛ける。
2000年に独立、代官山でリブコンテンツ（個人事業）を創業。
2002年、恵比寿に移りショールームをオープン。
同時に株式会社リブコンテンツ（LiB contents）を設立し代表取締役就任。
社名の「LiB」は「Life is Beautiful」の頭文字、「暮らしをここちよく 暮らしを楽しく 暮らしをステキに」をテーマに、お客様ひとりひとりにあった【世界にただひとつの空間】を提案している。
現在の業務をお聞かせください
なぜこの仕事につこうと思ったのか、楽しさ・やりがいをお聞かせください
私は幼い頃から絵を描いたりモノをつくるのが好きでした。
中学に入った頃、家を建て替えるときに目にした住宅の設計図を見て、紙に書いたものが建物として実現していく過程に興味を持ち、建築の道を目指しました。
大学卒業後、建設会社に就職し工場やビルなどの仕事に携わりましたが、やはり住宅への興味を捨てきれずに転職することにいたしました。その後、知人の紹介でオーダーキッチンの会社へと再度転職いたしました。
そこでオーダーキッチンに魅了され一生の仕事にしようと決意したのですが、そんな中、勤め先の倒産でやむなく独立することになり、そのまま現在に至っています。
お客様ひとりひとりにあったオーダーメイドのキッチンや家具をつくっていく、という仕事は、本当にやりがいがあります。
お料理をつくるだけでなく、家にいる時間の大半を過ごすキッチンは、その人のライフスタイルに大きく関わってくる場所であり、大げさに言えば、その人の暮らし、人生に大きく関わる仕事だと感じています。
いろいろなお話をしながらお客さまと仲よくなれたりするのもうれしいことです。そして、何度も相談を重ねながらプランしたキッチンが実際にできあがったときの達成感と、それをご覧になったお客さまの本当にうれしそうなお顔を見る瞬間が、なにものにも変えがたい喜びです。
また、お引き渡し後もお付き合いが続いたり、キッチンだけでなくインテリアのことをいろいろとご相談いただくとき、本当にうれしくやりがいを感じます。
起業の経緯をお聞かせください
独立のきっかけは、勤務していた会社の廃業で、当時結婚もしていたので家庭を優先させたいという思いもあり、すぐに転職をしようとは考えませんでした。それまでに２回の転職経験がありましたが、その時は「自分のペースで」仕事ができれば、と考えていました。
そんな中、設計事務所を運営している大学時代の友人から、キッチンにこだわりのあるお客様に関して相談を立て続けに２、３件受けることになりました。初めは自宅で図面を書いたり作業をしていました。ちょうどその頃、設計事務所を自宅で開いていた友人が手狭になった為、事務所を持ちたいのでシェアしないかと声をかけてくれ、代官山で３人で事務所をシェアして仕事をすることになりました。
当時私はまだ起業は具体的に考えておらず、自宅での作業では散らかってしまうので仕事場ができてちょうど良い、と考えていました。そのようにして仕事をしていましたら、私の予想以上にキッチンに関する依頼が多くあり、お客様はご相談時に実際の素材やキッチンをご覧になりたいという要望をお持ちになっていることが分かりました。ショールームなど、現場にお連れしたり、素材のパネルを持って移動するなどしている内に、自分のショールームがあるとスムーズになる、と思うようになり、思い切って起業し、ショールームを開設することにいたしました。
当時はまだホームページやパンフレットも作っていませんでしたが、大学時代など同業の友人に恵まれておりましたので、友人からの紹介で自然とお客様が増えていきました。
キッチンに関する相談のニーズとして私のように女性が役立てるというのは想像していた以上のことでした。女性ならではの料理、収納、家電などの話題で盛り上がり、その方に応じてキッチンをデザインしていくことができる、という過程が良かったようです。
私の起業の経緯は、まず仕事の依頼を受けて、その量が増えていき、必要に迫られて、という自然の流れに乗っていたので、いつの間にか今に至っている感じがいたします。
こちらのショールームの場所を見つけてきたのも実は代官山の事務所をシェアしていた友人で、その友人が建材関係のショールームを開設し、事務所も移転しようと考えていたことがきっかけで、最初のうちは私とその友人でスペースを半分ずつ使っていました。友人はその後しばらくしてまた別の場所に移転することになり、私はこちらに既にキッチンを据え付けていた関係で移転は難しかったことなどがあり、私が全てのスペースを使うことになりました。
外出が多い業務でもありますので、こちらのスペースに移転した時に、オーダーキッチン会社のときの同僚にスタッフとして加わってもらい2人で１年近く業務を行っていました。その後徐々に人数を増やしていきました。
このように独立してからは、常に忙しく不規則な生活が続きましたし、売り上げを上げていかなくてはなりませんので、その大変さ、プライベートと仕事の両立の難しさは常に感じていますが、その大変さが楽しさでもあり、やりがいとなっています。
多忙な日々の中での出産、育児についてお聞かせください
私が結婚をしたのは独立したのと同時期のことでした。
それ以来、家庭と仕事の両立で多忙な日々が続き、結婚後８年ほどして妊娠、出産致しました。
当時スタッフの人数は私を含め３人でしたし、私自身案件を抱えていましたので、休みを取ることに抵抗も感じましたが、それまでに産休を取ったスタッフの経験をもとにこの時期を乗り切りました。
出産後は２ヵ月ほどで、自分が担当しているお客様との打ち合わせと、社内ミーティングのため週一回の出社で復帰しました。産後６ヶ月からは週三、四回、とペースを戻していきました。子どもが１歳になったときに保育園に入園できたので本格復帰いたしました。
LiB contentsは女性ばかりの職場ですので、結婚や出産、生活環境の変化で休職するスタッフもいますが、それぞれの事情が分かるため、仕事をカバーしあいながら現在まで進めております。
私はなるべく自分で全てを抱え込まず、周囲の人たちの助けを借りてがんばり過ぎないように気をつけています。
週末や休日も仕事が入ることがありますし、出張もありますので、主人にも理解してもらい協力しあいながら、子育てをしています。
LiB contentsならではのこだわりと今後の目標をお聞かせください
スタートからLiB contentsは女性スタッフのみで運営しており、女性らしさを活かしたデザインが特長だと思っております。仕上がりは『シンプル』『ナチュラル』という雰囲気が多いです。
LiB contentsのキッチンのデザインは、例えばステンレスと白い色が基調の硬質になりそうなキッチンも丸みのあるデザインを取り入れたり、やわらかい色の素材やタイルを取り入れることでどこか女性的なかわいらしい、優しい雰囲気に仕上がっているとお客様におっしゃっていただきます。
既にあるイメージの中に意外性のある要素、素材をプラスすることでひとつの雰囲気に偏らず中庸なデザインに仕上がるよう意識しています。
キッチンのデザインにも流行はあるのですが、ファッションのように毎年変えることなく長い年月使うものですので、時間が経っても色あせない、流行り廃りのない雰囲気を自然と取り入れているように思います。
現在のショールームは９年前からオープンしています。展示してあるキッチンのほとんどは一部の機器の変更はありますが当時作ったままで、今でもお客様からのご依頼の参考として活躍しています。
今後は現在のキッチンメインの業務を広げて、暮らし全体、ライフスタイルの提案をしていきたいと考えています。リピートが多くある商材ではありませんが、LiB contentsとお客様、お客様同士がつながることができるコミュニティを作ることができると良いと思います。当社のお客様は皆様、日々の暮らしを大切にし、前向きに豊かに暮らしている方々ですので、私も刺激を受けています。
会社の規模ももう少し大きくできると、より円滑に業務がこなせると思いますので、将来的にはスタッフを増やして、業務を拡大していきたいと考えています。
株式会社 リブコンテンツ
| スタイル | オフィス／ショールーム |
| ホームページ・ブログ | http://www.libcontents.com |
| 詳細 | 株式会社リブコンテンツ 所在地：東京都目黒区三田1-12-3 太田ビル1階 【お問い合わせ】
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| PR | 「ナチュラルモダン」をデザインのテーマにしたショールームが |
オーダーキッチンのデザインと施工を中心に、キッチンにこだわりのあるお客様から家全体に関する依頼を受け、LDKのリフォーム工事や、マンション・戸建ての全面リフォームなども手がけています。
また同時にインテリアに関して、家具やカーテンのオーダーにも応じております。
お客様は個人の方がほとんどで、雑誌をご覧になってホームページを検索し、お問合せをいただいたり、過去のお客様や、設計事務所の方からのご紹介でお付き合いが始まり、お引渡し後もメンテナンスなどでのお付き合いが続きます。