フィレンツェ在住の妹とセミオーダージュエリーブランド「KIARITA]を設立
犬山 清華
妹と立ち上げたブランド「KIARITA」のジュエリーを日本でプロモーションをしながら、お客様ひとりひとりとお会いしてカウンセリング、販売を行っている。
2002年 人材派遣会社の営業を務めながらヒコ・みづのジュエリーカレッジ デザインコースに通う
2004年 セレクトショップ（時計・ジュエリー）で販売スタッフとして勤務
2005年 フィレンツェ発信のジュエリーブランド「KIARITA」を立ち上げる
１ to １ カウンセリングのシステムを構築する
ギャラリーやイベントスペース、ジュエリーショップ、インテリアショップなど
での展示会開催をメインに、プロモーション活動を行う
2007年 東京・自由が丘に直営店「エクル」をオープン
なぜこの仕事につこうと思ったのか、この仕事の楽しさ・やりがいなど
以前の仕事とはまったく違う業種ですが、どのような魅力を感じますか
前職では人材教育、派遣の分野で働いていたのですが、『人』を扱っていた頃とは対極にあるジュエリーの普遍的な美しさが新鮮で魅力を感じ、惹かれています。２０代の頃より、何か自分でやってみたい、という希望も持っていたので、より興味が深まりました。
姉妹でビジネスをすることについてお聞かせください。
初めはビジネスとしての付き合い方が難しかったのですが、お互い尊重しあい仕事の役割を分担することにより、うまく進むようになりました。
デザインのことに関しては妹を信頼して一任し、私は自分の役割である営業やPRなどに専念することでいい関係を築きあげることができたと思います。
姉妹ですので以前は、妹の作品に対し素直に評価することができず、褒めるよりもマイナスポイントを指摘することが多くなってしまい、妹のモチベーションを下げてしまうようなこともありましたが、私自身が視点を変え、客観的に良い点についても評価するように心がけるようになるとお互いの意識にも変化が現れてきました。
KIARITAという名前の由来を教えてください
輝き、明るさを意味するイタリア語chiarita（英語ではclarity）をベースにしました。
ラテン語表記にKで始まる言葉はないのですが、デザイナーである妹の名前、Kiyoraの頭文字Kを組み込んだ造語にしました。
目標や夢をお聞かせください
当初から「妹の作る手を止めない」ということを念頭においています。
その上で、できる範囲で販路を広めていきたいと思っています。
現在のショップをメインにしながらも、昨年からは百貨店の催事にも出店させていただき、新しいスタイルでKIARITAを紹介する機会も得ました。多くの方にKIARITAの存在を知っていただく良い機会でした。
KIARITAのジュエリーは同じデザインでの素材や金性変更もできるので、ショップをショールームとして、フィレンツェから届くサンプル品を実際に手に取っていただくことでお客様とのイメージのギャップを埋めることができると思います。お客様にはご満足頂きリピートしていただくパターンが多いので、今後もより良い方法を模索していきたいです。
「KIARITA」「eclue」
| スタイル | 店舗 |
| ホームページ・ブログ | http://eclue-jiyugaoka.com |
| 詳細 | KIARITA直営店 eclue jiyugaoka（エクル 自由が丘） |
| PR | KIARITA webサイト |
誕生日に妹が作ってくれたジュエリーを、友人や周りの方へ見せるようになったことがきっかけです。その後、会社勤めをしながら夜間でジュエリー専門学校（ヒコみづの・ジュエリーカレッジ＠渋谷）に通い、デザインコースを修了とほぼ同時期に会社を退職し、妹と一緒にブランドを立ち上げる準備に入りました。
KIARITAというブランドは、アレンジメントやフルオーダー・リメイクなどの製作方法をメインとしています。お客様のご希望を伺うことからはじまり、ひとりひとりにフィットするジュエリーが完成して、それをお客様が受け取られて「ありがとう」と言われたときにホッと安心するのと同時にやりがいを感じます。また、KIARITAのジュエリーを肌身離さずいつも着けてくださっているのが分かったとき、とても嬉しいです。